2013.7.31 大学院「石田わか」が第47回日本眼炎症学会で受賞講演を行いました。
第47回(2012年度)日本眼炎症学会学術奨励賞 受賞
この度、研究実績「実験的自己免疫性ぶどう膜炎を制御する分子について」が第47回(2012年度)日本眼炎症学会学術奨励賞に決定し、平成25年7月に開催された日本眼炎症学会で学術奨励賞受賞講演を行いました。
日本眼炎症学会学術奨励賞は眼炎症に関する優れた内容の研究を行った若手研究者の中から若干名に授与される名誉ある賞です。本講座においては福島敦樹教授、福田憲准教授、角環学内講師に続く4人目となる受賞であり、大学院在学中にこのような賞をいただけることをとても光栄に思っております。
今回受賞した「実験的自己免疫性ぶどう膜炎を制御する分子について」の講演では、ぶどう膜炎の発症に関与するIFN-γ産生Tヘルパー1(Th1)細胞およびIL-17産生Tヘルパー17(Th17)細胞を制御すると考えられるmicroRNA(miRNA)や、Notch受容体のリガンドであるDelta-like ligand 4(Dll4)の研究成果について発表しました。具体的には、ぶどう膜炎のモデルマウスを用いてmiRNAやDll4がぶどう膜炎の発症にどのような役割を果たすかを検討し、miRNAは炎症局所でぶどう膜炎の発症を調節している可能性があることや、Dll4の阻害はTh1およびTh17への分化を抑制しぶどう膜炎の発症を抑えることを明らかにしました。miRNAやDll4を含め、Th1およびTh17応答の活性化を抑制する分子メカニズムの解明は、難治性ぶどう膜炎に対する治療法の開発に有用であることを示しました。
今回の眼炎症学会では、National Institutes of Health(アメリカ国立衛生研究所)のNational Eye Institute(国立眼病研究所)からRobert B. Nussenblatt先生をお招きし、Age Related Macular Degeneration(加齢黄斑変性)について、免疫学の視点から捉えた非常に貴重なご講演を賜ることができました。私自身、数日間Nussenblatt先生とご一緒できる機会をいただいたことはとても貴重な経験であり、先生の温和なお人柄に感銘を受けました。
私は、本講座に所属してから10年間、アレルギー性結膜炎やぶどう膜炎に関する研究に携わってきました。今回学術奨励賞を戴く栄誉を受けましたが、これは自分一人だけで成し得た成果ではなく共同研究者の先生方を代表して戴いたものと考えています。今回の受賞を励みに、より一層研究に邁進してまいります。
最後になりましたが、本研究に関しましてご指導下さいました福島敦樹教授をはじめ福田憲准教授、ラボの皆様、miRNAについてご指導いただきました総合研究センターの坂本修士先生、動物実験でご協力いただいた動物実験施設の津田雅之先生、岡田保志様、抗体を分与してくださった順天堂大学の八木田秀雄先生、諸先生方に深く感謝申し上げます。
















